



蛇神の巫女 肆【感電少女注意報】の管理人レビュー
真冬さんの『蛇神の巫女 肆』を読みました。シリーズの中でも特に緊迫感が増し、物語が一層深まっています。今回は、主人公の巫女・八戸守彌都波が邪神に再び狙われるというストーリーですが、彼女の愛する夫や村の人々を守るための葛藤が描かれていて、非常に心に響きました。
特に印象に残ったのは、彌都波が自らを犠牲にして禁忌の契約に挑むところです。彼女の強さと愛情が伝わってきて、ただのファンタジー作品に留まらず、深い人間ドラマを感じさせます。また、邪神が登場することで、物語にさらなる緊張感が加わり、ページをめくる手が止まりませんでした。
イラストも非常に魅力的で、キャラクターたちの表情や動きが生き生きと描かれています。特に彌都波の褐色の肌や神秘的な雰囲気が、彼女の役割にぴったりで、物語のダークファンタジー感を一層引き立てています。全体的に、過去の巻と比べてもストーリーの緊張感が増しており、次が気になる一冊です。
この作品は、ファンタジーやホラーが好きな方には特にオススメです。深いテーマ性と美しいアートが融合した作品で、読みごたえ抜群です。是非、次巻も楽しみにしたいと思います。
蛇神の巫女 肆【感電少女注意報】のあらすじ
【あらすじ】
和風ダークファンタジー純愛譚『蛇神の巫女』シリーズ――
欲望と神性が深く絡み合う、衝撃の第4巻。
邪神の名が呼ばれた夜、
平穏を取り戻したはずの巫女・八戸守彌都波の身体と魂は、再び‘神’に狙われる。
召喚された邪神・ニャルラトホテプは、彌都波を「我が娘」と呼び、
甘く囁きながら、その身を永遠のものとして連れ去ろうとする。
愛する夫と人間たちを守るため、
彌都波は自らを差し出し、邪神と禁忌の契約――
「輪廻の遊戯」へと足を踏み入れる。
だが、幸福な日常に戻ったかに見えた世界は仮初めだった。
邪神は‘黒い仏’の姿で再び現れ、
信仰、欲望、肉体を歪めながら、村と人々を混沌へと突き落としていく。
逃げ場のない追撃、試される絆、
彌都波の身体に刻まれていく‘神の痕跡’。
主人公たちは対馬国を目指し逃亡を図るが、その行く先にはさらなる試練が待ち受ける――。
愛か、神か。
身体か、魂か。
巫女は何を捧げ、何を失うのか。
官能と恐怖が交錯する、
背徳の和風神話ロマンス第4章、開幕。
【デジタル版作品情報】
B5サイズ/モノクロ/漫画本/55ページ(表紙込め)